約400本の大小さまざまな鑿(ノミ)、彫刻刀を用いて最初から最後まで仕上げていきます。
工程は大きく分けて、
下絵→木取り→荒彫り→仕上げ→彩色(必要があれば)→完成
です。
1.下絵
お客様の要望をできるだけお聞きして、資料などを参考に下絵を作成します。また、彫刻の下絵は実際に完成した時の強度や奥行きなどを考えて描きます。
2.木取り
下絵を木に写し、部品や付け木などの木の厚みを、出来上がりの奥行を想像して決めます。
3.荒彫り
荒落とし、荒彫りで彫刻の良し悪しが決まる、最も重要な工程です。裏側の余分な所も落とします。
4.仕上げ
下削りの後に顔の表情、葉の刻み、模様などの細部まで丁寧に整えて仕上げていきます。
5.彩色
目、髪など必要に応じて彩色を施します。彩色も出来上がりを左右する重要な工程になります。
6.完成
部品、持ち物など接着して組み上げて完成になります。
彫刻を作るにはどんな物でも、まず、お客さんと話すことから始まります。
要望をお聞きしたり、予算の話をしたり、こちらからの提案を行ったりして、お互いが気持ち良く納得したうえで仕事を進めていきたいと思います。
ご質問等あれば、お気軽にお尋ねください。